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相模原ダルクは、薬物依存者、アルコール・ギャンブル依存症者及びその家族をサポートします!
<1月家族会報告> 2019年1月19日(土)1時半~5時  21名(18家族)参加 初回参加2名 講師:田中秀泰代表 相模原ダルク紹介、体験談、質疑応答   現在37名の利用者が、なんとか正月を越せました。今 […]

1月家族会

<1月家族会報告>

2019年1月19日(土)1時半~5時  21名(18家族)参加 初回参加2名

講師:田中秀泰代表 相模原ダルク紹介、体験談、質疑応答

 

現在37名の利用者が、なんとか正月を越せました。今日は新年最初なので私田中からダルクの回復の説明をします。それから親御さんの立場を想定して、依存症の特性を踏まえた突き放しの方法について、話せればと思います。尚3月17日にNA相模原グループという薬物依存症の自助グループの主催でオープン・スピーカーズ・ミーティングがあります。関東近県のNAメンバーの若手でクリーン10年未満の人たちが回復の話をします。うちからはリュウスケが話します。どうぞご参加下さい。

 

<パワーポイント使用>

  • 相模原ダルクを開設してか5年と3カ月です。最初千木良の山の中から始まりましたが今は愛川に初期寮があります。他に中期の寮が3つ、通所が2名になりました。
  • 日本の薬物依存の取り組みとして、1次予防、2次予防、3次予防があります。1次は「ダメ絶対」。2次は乱用期にある人を医療機関等につなげる事。3次予防は完全に依存になってしまい生活が破たんした人々を回復させる過程です。
  • 相模原ダルクでは1次予防として、中学高校など学校講演が多いです。地域のお祭りや健康フェスティバル等の催し等でエイサー演舞をしながら依存症について啓発します。ニュースレター発行も隔月でしています。
  • 2次予防は、北里大学東病院のプログラム、相模原市精神保健福祉センターのプログラム、多摩総合精神保健福祉センターの家族教室、八街少年院薬物離脱指導、保護観察所へのお話しなどを定期的に行っています。
  • 3次予防は、共同生活で現在37名が相模原ダルクに参加しています。依存症に本人も家族も巻き込まれていますから、引き離してお互いの関係を点検すると。寮からデイケアに通い、夜はNAに通う毎日、24時間の関わりです。これを治療共同体モデルといいます。
  • 依存症について。本人も家族も含めて混乱させる病気です。入寮したら2年位は寮生活が必要です。それから寮から仕事に出ることもあり、通所になることも。しかしなかなか上手くいかないものです。性格が依存症で変化したままで社会に出ても失敗が多い。失敗しながら学んでいきます。
  • 現在の構成比ですがアルコールが22名(55%)。覚醒剤10名、合法薬物3名、ギャンブル3名。 7割の人は合法です。
  • 相模原ダルクの大きい特徴は5ステージです。ダルクを7,8か所みて思ったのは、入所してすぐ薬そのものは止まる。しかしそのままでは生活保護依存、ダルク依存になる方を多く見てきました。海外ではメリハリをつける階層式を採用していました。ステージを登っていくことで向上心が芽生えます。自由が増える代わりに義務もふえます。そしてあこがれの人、目標となる人材に出会えるのが良い。
  • 人は変わりにくいですね。ご家族も本人を変えるのに苦労したと思います。少年院に通って考えるのはどうしたら人は変わるのか。医師にも相談しました。結論として、目標となる憧れの人が出来た時、その子は自動的に変わりますね。僕は32才でダルクに入った時、家族もあるし会社もあるし社会に戻りたい一方だった。幼稚園みたいな「正直」のプログラムなんて嫌だった。しかし段々憧れる先輩が現れて変わってきた。憧れの先輩と一緒に生活をともにしたり、スポーツしたりする中で、自分が変わってきました。ビギナーにどんなに美味しい物を食べさせても感動しません。過保護に教育され、一度薬物の快感を知った人は嬉しく思えないのです。親が買ってくれるのは当たり前という習慣も変えなきゃダメです。
  • ダルクのステージ制の中で自立を勝ちとるのは大変です。苦労します。上に行くほど自由もお金も大きくなるけど、後から来る仲間のために働く責任が重くなるからです。しかしそれを経過する中でいかに自分が甘えていたのか気づくことができるのです。
  • 初期寮は愛川寮。断酒・断薬・断ギャンブル。それ以外はあまりしません。一人歩きはできません。自炊です。基本的人間関係を養う。畑作業やスポーツで体を動かし、疲れて寝る。昼間は市内ダルクの4階で行うデイケアに来て障害福祉サービスの生活訓練。並行して夜のNA参加。
  • デイケアでは、午前はミーティング、午後はスポーツやプレジャーで発散します。定期的に外部講師を招いて12ステップワーク行いをます。自分の過去を書き出す、自分の問題をひも解く、個人面談で生き方を見直すこともします。また社会復帰の指導もします。中年になるまで仕事をしてこなかった人も結構います。面接や就労活動の手引きも今年はしっかりしたいと考えています。
  • 依存症について大切なポイント1。交差依存がある。第一の依存が止まると、それまでカバーされていた生きづらさが浮上します。その苦しみから解放されたくて他の依存に走ることがあるのです。根本から習慣を変えていかないといけません。
  • 依存症のポイント2。物質依存(アルコール、薬物、処方薬等)、プロセス依存(ギャンブル、摂食障害、窃盗癖等)、関係依存(共依存、恋愛依存、暴力嗜癖等)の3タイプがある。
  • 依存症のポイント3。長期離脱症状がある。日本で離脱症状というと薬物をやめて直後の短期で狭義の離脱しか知られていませんが、海外ではまずPAWSと言われる離脱症状を言います。使わない環境に少なくとも2年はいないと抜けない、思考、記憶、感情、等の多彩な症状のことです。安全な環境でクリーン期間を2年作るだけで絶大な効果があります。その後社会の薬物を使える環境の中で、使わない生活を2年はする必要があります。
  • 回復の文化。生き方を変えるということは、生活をみんな変えるということです。言葉、服装、仕事、身の回りの物、遊び、性、読み物音楽等々。これは回復に努力している人々と生活してみないとわからないです。薬が止まるだけでなく、生き方が変わることが回復なのです。
  • 家庭教育の問題。子供が自立していく時に、母性と父性が必要だと言われます。母性はやさしい無償の愛情、共感、包み込む愛。しかしそのままでは過保護になりかねない。父性は厳しさ、一貫性、ルール。ダメなものはダメと言って社会性を身に付ける力です。ダルクを作った近藤さんも母性が強い人だと言われます。だからダルクがここまで広がったのかもしれません。
  • 家族会の必要。ダルクを卒業して出た子が、もし一貫性のない家庭に戻ったとしたら、子供は混乱してしまう。母性も父性も混乱した家庭では子供は迷います。家族もダルクと関わりながら成長して行くのが良いと思います。

 

<どのように回復したのか>

 僕の回復のきっかけは、奥さんが見つけてくれた多摩総合精神保健福祉センターの家族教室でした。離婚しない条件として二人で毎週通いました。父も母も、人格的に未熟な点のある人でしたが、僕の祖父が工務店をしていてとても母性と父性のバランスのよい包容力のある人でした。この人の墓前に「来年こそ薬を止めます」と誓っていたころは苦しかった。初めて胸張って「3年薬を使っていません」と報告できた時は、一番うれしかった。自分でも信じられない思いでした。

多摩総で出会った千葉ダルク代表白川さんとの関わりも大きかった。何でも相談しました。最初は離婚されないために千葉ダルクに行ったのですが、白川さんの導きで千葉ダルク、横浜、静岡、沖縄と各地を回って学んで、ダルクを作ろうと決心しました。相模原ダルクの最初は反対運動もあり、スタッフも居ませんでしたから、食事の世話から病院から、何から何まで一人で行っていました。。家庭を顧みる余裕もありません。みんなダルクが嫌いで回復のイメージもない。苦労の連続で、もうやめようと思った時にトシさん(現施設長)が来ました。着のみ着のままで帰る所もない人です。もしここを止めたらこの人たちどうなってしまうんだろうと思いました。ダルクを続けるしかない。離婚を決意しました。それから不思議なことに物事が好転してきました。ダルクも安定してきて、家庭は離婚の危機を越えて、今は喧嘩もなく平和に過ごしています。一度手放す必要があったのです。

近藤恒夫によってダルクが始まって33年。10年以上前は、仕事を手放し、奥さんとも別れ、3年以上入寮しているしか方法がなかった。30才の頃の自分がダルクに来たらここまで来られたかどうだか。それが今では変わりました。結婚も継続して仕事に就ける人が出て来た。北里大学病院のプログラムに参加し、若い依存症者がダルクにつながらず社会復帰を果たす姿も見られるようになりました。有難いことです。ただ「自分で薬を手放さなきゃ」と思わなければ、いくら刑務所に行ってもいくら仕事を失っても変われない。「自分を変える生き方」を決意ができなければ、ダルクに入っても変わらないと思います。

こうすれば安全、変われるという道はないです。今は薬物だけでない、ギャンブルの人もいれば、年齢も地方性も様々です。細かい個別支援が必要です。施設、家族、病院、とお互いが信頼しながら行かないと、回復の道は開けて行かないと思います。

 

質疑応答

Q 人間は人との出会いで変わると感じました。通所の方は何人くらいで卒業された方は何人くらい?

A 3から5人位です。何をもって卒業というかは、いろいろ。志半ばで出る人もいますし、何年というくく

りでは測れないです。

Q 通所の場合はどのように住居を探すのですか?

A 地元の不動産業者には信頼ができているので問題なく借りられます。僕が保証人になるとかで。

Q 引きこもっている息子にお金を渡すことに迷いがあります。弁護士は必要だというのですが。

A ダルクにつながる費用は出してあげてください。

 

人が変われるのは憧れる存在に出会った時です。どうしたらお父さんお母さんが憧れる人になれるか、考えてみてください。尊敬できる親とは、ぐずぐず甘えられたのが、けじめのある親に変わった時ではないでしょうか。親御さんも人間的に成長して楽しそうに生きていることだと思います。

ダルクでの生活は出家と似て、ネットもなければ刺激もない。何もないギリギリの生活。絶壁をよじ登るようなもので人をうらやむような余裕もない。そこで初めて自分と向き合える。あえてそういう環境を作ってあげることが必要です。

文責:伊藤


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