PROGRAM

RECOVERY
依存症からの回復、
それは生き方を変えること

依存症の治療は、薬物や飲酒、ギャンブルをやめることから始まります。
しかし、どれだけやめている期間を延ばしても再使用のリスクはなくなりません。
それは依存症者が自分自身の深い部分にある問題を解決するために、薬物使用や飲酒、ギャンブルをしてきたからです。
ではどうすればよいのでしょうか?
答えは、自分自身の深い部分にある問題に取り組むことです。
私たちはそれを「生き方を変える」と呼んでいます。
生き方を変えて、依存物に頼らなくても生きていけるようになる、
それが「依存症からの回復」なのです。

NIGHT CARE
寮での集団生活について

生き方を変えるための基盤、それが寮での集団生活です。
やめ続けることができる環境がここにはあります。
そして、依存症者が苦手としている人間関係の構築について、実践を通して学びます。
寮にはスタッフが常駐しており、いつでもなんでも相談できる体制を構築し、安心して生活することができます。
NIGHT CARE 01
依存症が進行すると依存中心の生活となります。
まずは生活のリズムを立て直すため、スケジュール通りの生活を送ります。
食事、睡眠、プログラム、これらのバランスが大切なのです。
NIGHT CARE 02
依存症は孤独の病とも言われ、依存症者は人間関係が苦手な方が多いです。
大人数で一緒に生活をすることで人間関係の構築について実践を通して学びます。
NIGHT CARE 03
料理、洗濯、掃除といった自立に必要な最低限の生活力を身につけます。
グループごとの当番制で他の人と協同することで、協調性も養うことができます。
NIGHT CARE 04
お金は再使用の引き金です。
きちんと管理することで再使用率が低下します。
また、依存をとめると処方薬の乱用に移行する方が多いです。
処方薬の管理も徹底して行います。

DAY CARE
デイケアでのプログラム

生き方を変えるための様々なプログラムを用意しています。
ミーティングや12ステップといった基本的なプログラムに加え、琉球太鼓エイサーやスポーツ&プレジャーといった
アクティブなプログラムも充実させています。
セルフケアプログラムでは自分自身をケアについて扱います。
さらに、個別カウンセリング、依存対象別ワークショップ、アートセラピーなど、最新のプログラムも導入しています。
DAY CARE 01
当事者同士による言いっぱなし聞きっぱなしが原則のミーティングです。
毎日繰り返すことで、共感力や正直さが身につきます。
最も基本的な依存症回復プログラムです。
DAY CARE 02
アメリカで誕生し現在世界で最も取り組まれている依存症回復プログラムです。
12個あるステップに一つずつ取り組むことで生き方が変わり、依存症から回復できます。
DAY CARE 03
様々なスポーツやお花見・海水浴・登山・BBQなど季節に応じたイベントを行います。
皆で一緒に楽しむことで、人と人とのつながりがつくられます。
DAY CARE 04
依存症の仕組み、再使用の引き金や対策などをグループワーク形式で学びます。
多様化する依存に対応するため、依存対象ごとのテキストを使用します。

STEP UP
自立に向けた段階的支援

回復初期段階は集団生活や様々なプログラムを通して集中的な治療を行います。
回復中期段階は自立に向けた個室寮トレーニング、回復後期段階は就労トレーニングを行います。
このような段階的なサポートシステムが依存症からの回復を促し、自立へとスムーズに導きます。
STEP UP 01
依存症からの回復レベルは目に見えにくく、治療期間も数年に及ぶことが多いです。
このため回復の進展をなかなか実感できず、漠然とした不安に押しつぶされ再使用に至るケースもあります。
そこで相模原ダルクでは、5段階ステージ制を導入しています。
回復の進展にともないステージがアップしていくことで個人の回復レベルを可視化することができます。
また、目先の目標や現在の課題が明確になり、回復のモチベーションが維持できます。
さらに、ステージがアップすることで、行動範囲が広がり、お小遣いが増え、施設内の役割の責任が増すなど、自立した生活に近づいていきます。
同時に再使用のリスクも高まるため、ステージアップの判断は慎重に行っています。
依存症からの回復レベルが見え回復のモチベーションを維持できる、そんな環境が相模原ダルクにはあります。
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STEP UP 02
回復初期段階は、集団寮での集団生活を通して、生活のリズムを立て直し、生活力を身につけ、人間関係の構築について学びました。また、デイケアでのプログラムを通して自らの深い部分の問題と向き合いました。
次の回復中期段階は、自立に向けた個室寮トレーニングです。
ここで取り組むべき課題は、依存症の治療を継続しながら一人暮らしを行うことです。もちろん再使用のリスクは高まりますが、個室寮担当スタッフがトレーニングのバックアップを行います。スケジュール管理、個室寮定期巡回、定時連絡、個別面談など、一人暮らしに慣れるまで徹底的にサポートします。
依存症治療を継続しながら自立に向けた個室寮トレーニングができる。そんな環境が相模原ダルクにはあります。
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STEP UP 03
回復後期段階は、自立に向けた就労トレーニングです。
ここで取り組むべき課題は、依存症の治療を継続しながら就労を行うことです。
もちろん再使用のリスクは高まりますが、就労担当スタッフがトレーニングのバックアップを行います。就労前ヒアリング、就労分野の選定、面接対策、就労カウンセリングなど、就労先決定から就労定着までを徹底的にサポートします。
一方、一般就労に不安がある方は、相模原ダルクが提供する就労継続支援B型という障害福祉サービスを利用することができます。依存症者のリハビリ目的の就労に特化しており、依存症の治療を継続しながら無理のない範囲で就労することができます。
依存症治療を継続しながら自立に向けた就労トレーニングができる。そんな環境が相模原ダルクにはあります。
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