相模原市　T様【ギャンブル依存症】｜相模原ダルクの実例紹介

賭け麻雀、賭けゴルフ、海外カジノと若いころから賭け事は好きでした。
当時は、仕事や家庭をもちながらもギャンブルによる金銭的な問題はなく、純分満帆な日々を過ごしていました。
ある日、自分は競馬に出会いました。
一人でもできるゲーム性と馬券がどこでも購入できる利便性に魅力を感じ、のめり込んでいきます。
預金がなくなってもギャンブルは止まらず、家族からお金を無心し脅迫行為をしたことが原因で、逮捕されます。
拘留期間中に私は弁護士からある提案を受けました。
それは「あなたはギャンブル依存症だから治療が必要だ」と。
後日、弁護士を通して相模原ダルクの代表に面会へ来てもらい話す機会を貰いました。
それがダルクとの出会いです。

私はミーティングや12ステッププログラムを通じて、過去の生き方を振り返ることを続けてきました。
過去を見つめ直す作業は非常に辛いものでしたが、どれだけ家族や多くの人々を傷つけてきたかを知ることで、自分の依存症を治療する動機がより一層深まりました。
また自分の過去が似た経験をした仲間が近くにいることで自分だけではないという安堵感としっかりとした姿が希望になったと思います。

入所前から寄り添って自分の状況を聞いてもらい気持ちを受け止めてもらいました。
寄り添ってもらえることで治療に踏み出せたと思っています。
施設を入所後も必ず回復はできるという励ましの言葉をいただくことが多く、それはここでの治療を信じてダルクでのプログラムと向き合うきっかけになったと思っています。

依存症によって、かつては当たり前にあった信頼関係や家族との絆を失ってしまいました。孤独や後悔に押しつぶされそうになったこともありました。
しかし、少しずつ回復の道を歩む中で、失ったもののいくつか信頼関係や家族関係が少しずつ戻ってきました。
これからも回復を続けていき、戻ってきたものを大事にしていきたいと考えています。

自らの体験から思うことは、一歩踏み出して相談することだと思います。
依存症という壁にぶつかったとき、孤独や不安でどうしていいかわからなくなることがあります。でも、そこで一歩踏み出して誰かに相談することで、必ず状況は変わり始めます。
私自身も、少しずつ前に進むことで、日々の生活に希望や安心を取り戻すことができました。
依存症からの回復は可能です。
僕たちの回復の輪に入ってみませんか？