INSTANCE

RECOVERED
千葉県 S様 
【薬物依存症】
QUESTION 01
相模原ダルクと出会ったきっかけは?
かつては薬物を使い、現実逃避をしていた
私が初めて覚醒剤を使ったのは17歳の頃でした。
嫌な気分を変えたいときや、現実から逃げたいときに使っていました。
覚醒剤を使うと、「何でもできる」と思うようになり、すぐに常習的に使うようになりました。
最初のうちは覚醒剤に助けられていた時期もありましたが、次第にコントロールして使うことができなくなり、刑務所の服役を繰り返すようになり、周りから人が離れていきました。
相模原ダルクに出会ったきっかけは、3回目の服役時に下された「一部執行猶予付きの判決」です。
出所後の生活を立て直すために、しっかりとした居住地が必要となり、そこで紹介された場所の一つが相模原ダルクでした。
そして精神病院の入院中、ダルクの仲間から届いたメッセージを通して、「同じ経験をした人たちが支え合って生き直している」と知り、その存在に強く惹かれました。
自らの生活を変えたいという思いと、人とのつながりを取り戻したいという願いが重なり、相模原ダルクへの入所を決意ししました。
ここで「孤独からの回復」を実感し、再出発の一歩を踏み出しました。
QUESTION 02
ダルク入所後はどんな取り組みをされましたか?
小さな一歩が回復への道をつくる
入所してまず驚いたのは、毎日の生活の細かい基本的なことでした。
お小遣いのような少額の金銭管理や掃除、料理など、社会での当たり前を一から見直す生活です。
そして、集団での生活の中で仲間と支え合いながら、自分の気持ちと正直に向き合うことの大切さを学びました。
プログラムには集団ミーティングやスポーツ、エイサーなどがあり、心と体の回復を実感できました。
また、12ステップに取り組むことで自分の過去を許し、仲間に感謝できる心が育まれました。
こうした取り組みを通じて、依存からの回復には「気づき」と「つながり」が何より重要だということを学びました。
QUESTION 03
スタッフ(職員)の対応はいかがでしたか?
支えてくれる人がいる、その優しさが力になる
初めは職員に対して抵抗感があり、「病気だと言われる」ことに反発心もありました。
しかし時間が経つにつれ、スタッフの「責めるのではなく、見守る姿勢」に気づき、少しずつ心を開けるようになりました。
どんな小さな変化も肯定してくれる温かい対応に支えられ、「自分も回復できる」という希望を持てるようになりました。
職員との関わりは、依存症という病気をただ治すだけでなく、「人間としてやり直すための基盤」になりました。
厳しさの中にも深い愛情を感じられたことが大きな支えになり、前向きに生活を取り戻すきっかけとなりました。
QUESTION 04
回復はできましたか?
過去を受け入れ、今を大切に生きる
かつて怒りや苛立ちでいっぱいだった自分が、今では穏やかな心を持てるようになりました。
仲間やスタッフとの関わりを通して、他者を責めるよりも自分を大切にすることを学びました。
過去の過ちを否定せず「それも自分の一部」と受け入れることで、初めて本当の意味で回復を感じられるようになりました。
「過去は変えられないけれど、未来はつくれる」と信じて歩んでいます。
QUESTION 05
依存症で悩んでいる方々に一言お願いいたします。
諦めないで、仲間を信じて
依存症は「回復できる病気です」。
かつては「回復は一生続く」と聞いて絶望した時期もありましたが、ダルクのプログラムに参加する中で少しずつ前向きな変化が出てきました。
仲間と過ごす時間が支えとなり、自分一人では見えなかった答えが見えてきました。
依存症から回復するためには、自分を責めるよりも「今を生きる力」を取り戻すことが大切です。
ダルクの仲間に出会えば、必ず変われます。

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