多摩市　M様【薬物依存症】｜相模原ダルクの実例紹介

初めてアディクションを使ったのは、高校3年生の時です。
危険ドラッグと出会い高校を退学してアルバイトをしていた会社で友達と使っていました。
最初は友達と遊ぶときや身体が疲れているときに使っていましたが、次第にやめられなくなり逮捕や留置所での経験を通して、家族にも大変迷惑をかけてしまいました。
自分の薬物依存症の問題の深刻さを痛感し、「なんとかしたい」と思い初めていた頃、知人の紹介で相模原ダルクの存在を知りました。
最初は「回復施設」という言葉の響きに抵抗があったものの、同じように依存症を抱えて生きる仲間たちが支え合っている場であることを知り、心の拠り所を求めて足を運ぶ決意をしました。
ダルクとの出会いが、薬物依存症からの回復の第一歩になりました。

ダルク入所後は、社会復帰を目指したプログラムに日々取り組みました。
グループミーティングや生活習慣の見直しを通じて、自分と向き合う時間を大切にしました。
仲間と支え合いながら、社会の中で生きる基礎を学び直すことができたのです。
はじめは戸惑いもありましたが、続けるうちに心の整理がつき、再出発への自身ができました。
結果として、仕事への意欲や人との関係を取り戻し、社会復帰する力を身につけることができました。

入所当初からスタッフの方々にはとても親身に接して頂きました。
話をじっくり聞いてもらい、時には厳しく、しかし常に温かく支えてくれました。
依存症当事者スタッフなので、決して否定せず、共に前を向く雰囲気を作ってくれたことが印象に残っています。
その姿勢が「自分も変われる」という希望に繋がりました。
今でもその優しさと励ましを忘れる事はありません。
スタッフの存在こそが、回復への大きな原動力でした。

自分では完全に回復したとは言えませんが、ダルクのプログラムを通して社会復帰ができたことから、確実に前進している実感があります。
以前は人と関わることに恐怖を覚えていましたが、今では社会復帰をし、日常生活を送れるまでになりました。
自分の過去を受け入れ、今を生きる力を取り戻している実感があります。
まだ道の途中ではありますが、確かに「回復への歩み」を続けていると信じています。

依存症で苦しむ人は、誰にも言えずに孤独を感じることが多いと思います。
私自身もそうでしたが、ダルクに入って仲間と出会い、心の壁を超えることができました。
人と話すことで、少しずつ自分を許せるようになります。
依存症からは必ず回復出来ます。
悩んでいるならまずはダルクに相談してみてください。必ずあなたを支えてくれる仲間が見つかります。