INSTANCE

RECOVERED
座間市 F様 
【アルコール依存症】
QUESTION 01
相模原ダルクと出会ったきっかけは?
『死なれたら困る』と言われて初めて理解したこと
10代後半でお酒と出会って以来、飲むことは私にとって楽しい時間であり、コミュニケーションを取りやすくしてくれる“良いツール”だと信じていました。
就職後も仕事終わりの飲酒が習慣になっていましたが、独身の頃は大きな問題を感じていませんでした。
しかし、飲み続けて10年ほど経った頃から状況が変わり始めます。
健康診断で異常が指摘されても無視し続けた結果、30代で糖尿病が悪化し、糖尿病性腎臓病と診断。
人工透析一歩手前の状態にまで追い込まれてしまいました。
それでも完全にお酒をやめることができませんでした。
一度は3年間禁酒できたものの、再び飲酒が原因で入院。
今回は座間市役所の紹介で久里浜病院に入院することになりました。
しかし、退院後は家に戻れると思っていたところ、「相模原ダルクに入りなさい」と告げられました。
理由を尋ねると、生活保護の担当者から「死なれたら困るからです」と言われ、改めて自分がどれほど深刻な状態だったか思い知らされました。
QUESTION 02
ダルク入所後はどんな取り組みをされましたか?
愕然とした日々から、少しずつ仲間と歩む生活へ
入所して、アルコール依存症の現実を実感しました。
酒を飲むとこうなるのかと愕然しましたね。
入院しているときは気が付かなかったけど、病気が進行している人が多い。
「こうはなりたくない」という思いにかられました。
慣れない集団生活や、口に合わない食事…今は良くなりましたけど。
しょうがない、規則だからと思って、慣れていきました。
少しずつ気の合う人も出来て、話の会う人も出てきました。
QUESTION 03
スタッフ(職員)の対応はいかがでしたか?
当事者だからこそ分かる、支え合いの意味
スタッフ自身が当事者だから、理解した上での対応をしてくれました。
時間がたつにつれて、そう理解できるようになりました。
またメンバーから少し上の段階のスタッフ見習いのような仕事をするように言われた時は「なんで人の面倒みなきゃいけないのか。
自分の回復のために来ているのに」と思いました。
でもやってみると、これはよかった。
メンバーでいるときは何もわからなかったけど、スタッフになると、見え方も動き方も違う。
お互いの気持ちがわかるようになりました。
人を人間としてみられるような気がしました。
QUESTION 04
回復はできましたか?
先送りせず、今日できることを大切に
回復しているのかわかりませんが、自分に変化は生まれたと思います。
気持ちがわかってもらえると、感じられるようになったことで、精神面で立ち直りが出来るようになったと思います。
実は4年ほど前に癌の宣告を受けました。
最初は大腸がん、次に肝臓がん、そして肺転移して今は骨盤まで痛みます。
宣告された時は落ち込みました。
でも、くよくよしたって仕方ない。
みんなに励ましてもらったり、念願だった温泉旅行をプレゼントしてもらったり。
残り時間が少なくなったことで、先送りしていたことを今日しなければ、後回しにできない、今できることをしたい、と思うようになりました。
QUESTION 05
依存症で悩んでいる方々に一言お願いいたします。
もしあのときダルクに来ていなかったら
相模原ダルクに来ていなかったら、私の命はなかったでしょう。
自分自身依存症で悩みました。
依存症になるまではかなり時間かかっています。
だから元に戻れるまではそれ以上の間がかかります。
そう認識することが大事。
ゆっくり進んで行きましょう。

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