DIRECTOR

GREETINGS
代表理事挨拶

人は必ずやり直せる
相模原ダルクは2014年の開設以来、依存症からの回復を支える場として歩み続けています。 私自身も依存症の苦しみを体験し、仲間との出会いで絶望から希望を見出しました。 その経験から確信しています――「人は必ずやり直せる」ということを。 私たちが主軸とする薬物・アルコール・ギャンブル依存は回復困難を伴う課題です。 これらに対し、十年以上温めた独自プログラムと経験豊かなスタッフ陣で挑戦を続けています。 さらに時代とともに顕在化した多様な依存症にも積極対応しています。 危険ドラッグ依存、処方薬&市販薬依存、ゲーム依存、ネット&スマホ依存、窃盗依存(クレプトマニア)、性依存、共依存など、「依存の種類を問わず、人として再び歩み出す」ことを掲げ、すべての方に門戸を開いています。 私たちの誇りはスタッフの質の高さです。多くのスタッフ自身が回復者であり、体験に裏付けられた支援は利用者に深い共感と希望をもたらします。また、依存症支援の第一人者・水澤都加佐先生が理事として定期的にカウンセリングやスーパービジョンを行い、安心して回復できる環境を保証しています。 生活環境の充実も私たちの自信です。仲間と安心して暮らせる大規模ナイトケアハウス、清潔で広々とした住環境、社会復帰に必要な設備を完備。ここは「人として再び立ち上がるための生活基盤」そのものです。 相模原ダルクの包括的プログラムは、断薬・断酒・断ギャンブルを超え、生活再建、人間関係の修復、就労支援、家族サポートを網羅しています。 「ただ止める場所」ではなく「人生をやり直すための挑戦の場」として、温かさと厳しさを併せ持つ唯一無二の共同体です。 現在、私は相模原市「精神保健福祉審議会」および「再犯防止推進ネットワーク」の委員として、現場の知見を政策へ還元しています。現場と行政の連携で、社会全体で依存症と向き合う体制づくりも私たちの挑戦です。 依存症は誰にでも起こり得る「心の病」です。 しかし仲間との出会いと支え合いで、人は必ず立ち上がれます。 相模原ダルクは「諦めない回復」「社会と共にある回復」を信念に、一人でも多くの方が人生を歩み直すための挑戦を続けます。
一般社団法人 相模原ダルク 代表理事 田中 秀泰
MIZUSAWA TSUKASA
【 理事 】
学習院大学を卒業後、日本社会事業大学研究科を修了し、米国ベティー・フォード・センターやUCLAなどでアディクション治療を学ぶ。
神奈川県立精神医療センター(旧せりがや病院)勤務を経て、現在はHealing&Recovery Institute所長。
日本有数の依存症カウンセラー。

< メッセージ >
アメリカでの経験を活かし、日本の依存症治療発展のために邁進してきました。
依存症者が回復した経験を次世代へ伝える仕組みの重要性を実感しております。
相模原ダルクの運営、プログラムコーディネート、利用者・スタッフを対象とした個別カウンセリングを通して、一人ひとりと顔を合わせながら共に歩むことを何よりの喜びとしております。

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