<家族会報告 7月15日(土)>
- NPO法人アパリ 志立 玲子さんのお話
本日の参加者: 17名(15家族)、 (初回参加者無し)
・アパリの強みは、逮捕されたときが回復へのチャンスへと繋げられること。
・国内外の学会で発表
・海外から日本を見たときに、ダルク(国内50箇所・80施設)はすごい団体であり、その活動内容やプログラム等は世界最先端である。今まで国からの援助と一線を画し、民間で運営されてきたこと
でこれだけのレベルに達した。
Ⅰ アパリの活動内容
- 薬物などの依存症に関わる相談
- 司法サポート
- 家族相談や家族教室
- リハビリ施設の運営
- 依存症や司法制度に関する調査・研究
- 国際協力活動
- 薬物検査キットの輸入販売
Ⅱ 回復の条件(どうなったら回復と言えるのか?)
- 自由、成長、創造性、善意を感じる能力を取り戻すこと。
- 依存症の場合は、薬を使う前の状態よりも人間的に成長すること。
- 新しい生き方を身につけたとき、より健康的な考え方を選ぶようになる。
- 間違いに寄り添う。(近藤恒夫理事長の支援の方針)
Ⅲ 薬物の問題で家族がすること
- 薬物依存症について理解を深める。
- 回復に必要な社会資源の情報収集。
- 借金の問題は親が肩代わりしない。
- 裁判など法律的なアドバイスを受ける。
- 暴力があれば、すぐに警察に相談し、通報する。
- 子供の問題に振り回されない。
Ⅳ 家族の回復
家族が幸せそうにして居心地のよい家庭になら戻ってくる意味はある(しかし、家族が楽しみを持つことに罪悪感を持ち、何をしていいのかわからない空虚感を味わう家族がいる)。
世話人:広瀬(渡邊)