先週、厚生労働省から都道府県指定都市あてに新型コロナウイルス感染症を踏まえた依存症対策について、事務連絡が発信されましたので、ご報告いたします。
ニュースレター最新号でもご報告いたしましたが、現在相模原ダルク利用者スタッフ及び関係者において感染者は0名で、皆さん元気に生活しております。今後もできる限りの感染症対策を行いながら依存症からの回復を支援していきたいと思っております。
(記)
新型コロナウイルス感染症に留意した依存症対策について日頃より依存症対策について御尽力いただき感謝申し上げます。
さて、現在、新型コロナウイルス感染症への様々な対応が求められているところですが、依存症の相談支援、啓発、支援等の対策においても新型コロナウイルス感染症への留意が必要です。
依存症に関する相談対応等にあたっては、相談者や職員の感染予防に十分留意し、感染のリスクを最小限にした上での対面相談、電話及びSNS相談の積極的実施、研修等のWeb会議活用など、地域の状況に応じた対応をお願いいたします。
また、新型コロナウイルス感染症流行中は、不安感、ストレス、孤立などにより、不健康な行動パターンに陥りやすいことから、世界保健機関(WHO)及び日本アルコール・アディクション医学会から依存症に関する注意喚起等が公表されています。(資料1、資料2)
当面の依存症対策を講じるに当たっては、必要に応じて当該情報等も参考に、普及啓発や相談支援等の取組を実施していただきますようお願いいたします。
なお、自助グループ等のミーティングに関しては、オンラインによるミーティングも開催されているところです。必要に応じて関係機関等へ情報提供を行うなど依存症患者やその家族への支援をよろしくお願いいたします。(資料3)
資料1WHOによるCOVID-19の世界的流行時の物質使用および嗜癖行動に関する注意喚起文書(依存症対策全国センターによる日本語訳)
https://www.ncasa-japan.jp/pdf/info20200410_jp.pdf
資料2「新型コロナウィルスで心配されるアディクションについて」5つの注意喚起(2020年4月10日日本アルコー新型コロナウイルス感染症に留意した依存症対策についてル・アディクション医学会)
http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/jmsas/news/1854.html
資料3オンラインミーティングの参考例(特定非営利活動法人アスク)